ロンドン同時テロで犯行声明

isharq2005-09-20



■ロンドン同時テロでアルカイダNo2が犯行声明。


◎【ドバイ19日】国際テロ組織アルカイダ内でウサマ・ビンラディン氏に次ぐナンバー2の地位にあるアル・ザワヒリ氏(写真)はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラが19日放映したビデオテープの中で、7月7日のロンドン同時テロはアルカイダが実行したと述べた。ザワヒリ氏は今月1日にも同様の声明を出していたが、明確には犯行を認めていなかった。

 同テープでザワヒリ氏は、「ロンドン征服」はアルカイダが傲慢な十字軍英国に対して実行した征服の1つで、100年以上にわたる英国のイスラム世界侵略とイスラエルを誕生させた英国の歴史的犯罪および、アフガニスタンイラクに対する英国の犯罪に対抗したものだと主張している。

ザワヒリ氏は、攻撃を実行した自爆者たちはイスラム世界全般、特にパキスタンイスラム教徒たちに偉大な手本を提供したと称賛した。

自爆テロ実行犯4人のうち3人はパキスタン出身の英国籍のイスラム教徒だった。同テロでは犯人を含め56人が死亡、約700人が負傷した。〔AFP=時事〕
(時事通信)



◎【カイロ20日共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラは19日、国際テロ組織アルカイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリ副官が、7月のロンドン同時テロはアルカイダが実行したと主張するビデオ映像を放映した。アルカイダの中枢指導部が、同テロに直接関与したとの声明を出すのは初めて。

ザワヒリ副官は「ロンドンの攻撃はアルカイダが実行の栄誉を得た」と述べ、「英国の高慢さと米国のイスラム国家攻撃」が理由だと語った。

また「ロンドン攻撃の英雄たちは最後の声明で、イスラム国家とパキスタンイスラム教徒に対し、異教徒に逆らうという偉大な教訓を与えた」と述べた。同時テロの実行犯とみられるパキスタン系英国人モハメド・サディク・カーン容疑者とみられる男が、実行前にテロを予告したビデオを指すとみられる。